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第4章 あなたがいない

「でも、チップも現行の旧式だし、人間のものではないから……」

「それで最新バージョンが必要になったってわけか」

「そうなの。申請してたら時間がかかるから」

「なるほどな」

「だから、タク……」

「ああ、わかったよ。それなら安心だ」

「ありがとう!」

「使い方を教えておこう……レイボード、いいかな?」

「どうぞ……はい」

「インストールしちまうな」

「うん、お願い」

「よし、これで……うん。ソフトウェアの使い方自体はこれまでとほとんど一緒だから。わかんないときは連絡して」

「大きな違いってあるの?」