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双子の月
第2章 二夜

差し当たりのない仕事や家族の話しをしたりしていたが、どうして陽子は僕をここに誘ったのか?と聞いてみた。
聞きたくはなかったのだが、話しの成り行きで仕方がなかった。
(しかし、なんであの時わざわざ陽子の携帯番号をくれたりしたんだろ?)
「ところで陽子さんは僕の携帯番号よくわかりましたね。長沢さんから聞いてくれたんですか?」
「そうよ。まぁ聞いたというより勝手に調べたってのが正しいかしら。」
隣に旦那がいるのに、しかも僕の取引先だし・・・。
次郎はハラハラしながら、陽子の隣に座ってチビチビ飲んでいる長沢の顔をチラリと見たが、特に変わった様子もなかった。
聞きたくはなかったのだが、話しの成り行きで仕方がなかった。
(しかし、なんであの時わざわざ陽子の携帯番号をくれたりしたんだろ?)
「ところで陽子さんは僕の携帯番号よくわかりましたね。長沢さんから聞いてくれたんですか?」
「そうよ。まぁ聞いたというより勝手に調べたってのが正しいかしら。」
隣に旦那がいるのに、しかも僕の取引先だし・・・。
次郎はハラハラしながら、陽子の隣に座ってチビチビ飲んでいる長沢の顔をチラリと見たが、特に変わった様子もなかった。

