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下剋上ラバーズ
第1章 俺の彼女は騎乗位がお好き
風呂上がりのこいつの、上気した薄桃色のうなじに欲情した瞬間から、今日という今日は俺が上に乗ると決めていた。
なんだかんだ、俺は男でこいつは女だ。いくらこいつにオトコ女の気があるといえど、俺が本気を出せば上に乗るぐらいのことはたやすいはずだ。
……と思って攻撃を開始したのが約五分前。
うしろから抱きすくめて、うなじに唇を這わせて、キスマークをつけて、そうしてこいつの体が快感で震えはじめたのを見計らって、ぐっ、と思い切りベッドに押し倒した。
しかしどういうわけか今、俺はこいつと向かい合って、取っ組み合うような体勢で睨み合っている。
つながった両の手に力を込め、ぐぐぐ、と押すと、そのほそっこい腕のどこから、と疑いたくなるようななかなかの力で、こいつも負けじと押し返してくる。
なんでこうなるんだよ。
なんだかんだ、俺は男でこいつは女だ。いくらこいつにオトコ女の気があるといえど、俺が本気を出せば上に乗るぐらいのことはたやすいはずだ。
……と思って攻撃を開始したのが約五分前。
うしろから抱きすくめて、うなじに唇を這わせて、キスマークをつけて、そうしてこいつの体が快感で震えはじめたのを見計らって、ぐっ、と思い切りベッドに押し倒した。
しかしどういうわけか今、俺はこいつと向かい合って、取っ組み合うような体勢で睨み合っている。
つながった両の手に力を込め、ぐぐぐ、と押すと、そのほそっこい腕のどこから、と疑いたくなるようななかなかの力で、こいつも負けじと押し返してくる。
なんでこうなるんだよ。