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第9章 消えたい

緋奈は顔を赤らめた。
やっぱり甘い言葉は慣れない。
でも嬉しい。

「ユウガ……」
「ねぇ……今すげえ我慢できねえんだけど……」
「え、何、トイレ⁉︎ やだちょっと早く……」
「バカっ！ちげーよ（笑）……気づけよ……そういうところが可愛すぎるから我慢できねえんだよ……」
急いでトイレに連れて行こうと繋いだ緋奈の手を解いて頭をチョンっと軽くチョップされた。
緋奈は頭を両手で押さえながらどういう意味か頭の中で必死に考え込んだ。

「マジでわかんねえのかよ……もういい教えてやる！」
「きゃっ‼︎ 」

ドサっ

ユウガは緋奈を押し倒すと両手をベッドに押さえつけた。
お、押し倒されてるの⁉︎
びっくりしているのもつかの間。
ユウガはマスクを外して緋奈の首筋に吸い付いた。

「ん……可愛い……」
「あっ…あんっぅ……んんん……らぁめえっ…うう……ッ」
「喘ぎ声可愛い……もっと聞かせて……」
「あんっぅ‼︎……ああっ…んん……ああんッ！」
ユウガの柔らかい唇と舌が緋奈の首筋、耳を攻める。
敏感な場所をキスされたり舐めあげられると、喘ぎ声が大きくなると共に、緋奈の身体もよじれたり跳ね上がったりした。

シャツのボタンがプチっプチっと徐々に外されていく。

ユウガは脱がされた部分へ徐々にキスをしながら降りてきた。
キスマークつけているんじゃないかと思うほど強く抱かれてその度に痛みが走った。
緋奈は顔を歪ませながらも、もっと欲しいって思っちゃった……
ユウガに求められてると思うと、嬉しいの……。

「ユウガ……あんっ……」
「はぁ……はぁ…あんま持久力今日はねーからすぐ触るぞ」
「え、待って！ソコ…まだ、ダメ…ひゃあっ！」
スカートを捲り上げると、すぐにパンツの中に手を入れてきた。
スラッとしたユウガの指先が緋奈の敏感な場所に当たって声が出ちゃった……
すぐ蕾触るなんてズルいよ……