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夢想姫の逃避録
第2章 荊の剣
動揺がおさまらない緋奈を心配したユウガが緋奈にもっと近づいた。
「ごめん……いきなりこんなこと言われてもわかんないしびっくりするよな?気持ちはわかる。驚かせてごめんな?でも俺が緋奈を助けに来たのは本当だよ。だから……」
「いやああああ来ないでえええ!!!!!!!」
緋奈が泣き叫んだ瞬間、突然荊が緋奈をドーム状に覆い、そこから鋭い棘がびっしり生えた荊が勢いよくユウガ目掛けて襲ってきた。
「チッ……面倒なことになってきたな……どうすれば……」
華麗なステップと身のこなしで荊をかわすも、ユウガを襲う荊の本数が増えていく。
荊を交わし続けながらどう対処しようか考えているユウガ。
その時、ユウガの目の前に、あるビジョンが見えた。
それは真っ暗なドーム状の荊の中、体育座りで泣いている緋奈の姿。
「ひっ…うっ……んっ……えうっ……怖いよ……人が怖いよ……助けて……ひっ……」
「ごめん……いきなりこんなこと言われてもわかんないしびっくりするよな?気持ちはわかる。驚かせてごめんな?でも俺が緋奈を助けに来たのは本当だよ。だから……」
「いやああああ来ないでえええ!!!!!!!」
緋奈が泣き叫んだ瞬間、突然荊が緋奈をドーム状に覆い、そこから鋭い棘がびっしり生えた荊が勢いよくユウガ目掛けて襲ってきた。
「チッ……面倒なことになってきたな……どうすれば……」
華麗なステップと身のこなしで荊をかわすも、ユウガを襲う荊の本数が増えていく。
荊を交わし続けながらどう対処しようか考えているユウガ。
その時、ユウガの目の前に、あるビジョンが見えた。
それは真っ暗なドーム状の荊の中、体育座りで泣いている緋奈の姿。
「ひっ…うっ……んっ……えうっ……怖いよ……人が怖いよ……助けて……ひっ……」