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夢想姫の逃避録
第6章 可愛い
「こんな目立つところに……恥ずかしいよ……/////」
「目立つから良いんだよ。こうすれば、緋奈は俺だけのお姫様だってことが、もし誰の目から見られる事になっても分かるだろ?」
「う、うん……」
「な?赤い印がついた緋奈も可愛い…緋奈はもしかして、これつけられて嫌?そしたらごめん……俺、独占欲強いからつい……」
微妙な反応の緋奈を見て、ユウガは不安そうな顔をした。

「そ、そんな事ないよ!緋奈は…とっても嬉しいの…。最初はびっくりしたけど、緋奈はユウガにこんなに愛されてるんだって…実感ができて幸せだよ……?」
自分でも驚く程次から次へと言葉がスラスラ出てきた。言ってることに嘘はないし、嫌なわけじゃないんだけども…ちょっとやり過ぎな気もした。別にいいんだけどもね。

「そっか…良かった…嫌だったら言って?やめるから…」
「うん。ありがとう……」
ユウガはそっと微笑んでギュッとしてくれた。
緋奈はバスタオル1枚だけ被ってる状態だったから湯冷め少ししちゃったけど、ユウガに抱きしめられていたのもあって少しは程良く温まった。

緋奈はこの際、気になったあの事を聞いてみようと思った。

「ユウガ…」
「ん?」
「身体中の傷とか痣治してくれた……の?」
「嗚呼、そうそう。緋奈すげえ気にしていたから、あの後緋奈が眠った時にこっそり治した」
「でもどうやって……?」

ユウガは緋奈の胸元のキスマークの一つに手をかざすと、手の平が淡い緑に光った。
突然光ったからとてもびっくりした。でもあったかい……
しばらく手をかざして、手を離すとキスマークは跡形も無く消えていた。

「凄い……魔法みたい!」
「まぁ白魔法な。回復系の魔法。あんまりにえぐられた傷とかは時間かかっちゃうか、跡残っちゃうけど……」
「そっか……でもありがとう…」
ユウガはニコッとしてくれた。それから深妙な顔つきになると、続けてこう言った。

「大丈夫……緋奈の傷が残っちゃったとしても、ちょっとでも痛みが和らぐなら、癒せるならなんだってするよ」
真剣な表情。緋奈を抱きしめる力に力が入った。少しびっくりしたけど、内心嬉しかった。

「ありがとう……」
「……あー緋奈の嬉しそうに笑った顔すっげえ可愛い♪」
ユウガは嬉しそうな顔をして悶絶する一方、緋奈はまた可愛いって言葉に戸惑ってしまった。

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