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夢想姫の逃避録
第6章 可愛い
「……可愛いなんて言われた事一回もなかったからどうしたらいいかわかんない…どう反応すればいいの?」
「うーん…。ありがとうってニッコリ笑うのがいちばん良いと思うな。女の子はやっぱ愛嬌!」
ユウガは満面の笑みでそう言った。
「あ…え……う…ん……あ、あ、あり……ありが…と……////」
顔から火が吹き出しそうな勢いだったけど、ぎこちない笑顔で頑張ってユウガに感謝の言葉を伝えた。
「お、おう……」
ユウガは視線をそらしつつも、顔が真っ赤になっていた。
良かった……伝わったみたい。
「あのさ、ユウガ…」
「今度は何?」
「緋奈ね、ここの家事全部緋奈がやるよ」
「え!? そんな、いいのに…」
ユウガはびっくりした顔で抱きしめている方の緋奈を見た。
「ユウガは緋奈を守るって言ってくれたじゃん?」
「うん」
「だから、緋奈はそんなユウガを支えたいの」
「そこまでしなくても…俺がやるよ?」
「ううん、緋奈がやる!こう見えて家事は得意なんだから!料理は少しずつだけど、覚えていくからさ」
「そっか。俺見返りなんて求めてないって言ってたけど、なんか…すっげえ嬉しい」
鏡越しのユウガの顔がさらに穏やかになる。
「でも無理すんなよ?俺も手伝うからな?」
「ありがとう。頑張る!……ところでさ…」
「何?」
「ユウガ……上半身裸だから服……着てね……//////」
照れながらもそう伝えた。やっぱり裸は慣れない。況してや抱きつかれるなんて……////
「分かったよ(笑)緋奈も風邪引くから早く着な?」
ごめんごめん(笑)と言わんばかりの笑顔でそう言われた。
その後、ユウガは黒のゆったりしたTシャツを着て、下はグレーのスウェット姿。
緋奈は黄色のワンピースに着替えて朝食の準備にキッチンへ向かった。
困ってキッチンを右往左往する緋奈にハラハラしながら見守るユウガ。
助け舟を出されながらも朝食準備を進めた。
花嫁修行みたい。
でも、もうユウガのお嫁さんみたいな感じだし、どこか新婚夫婦みたいな感覚があったから、これはこれで幸せだった。
元の世界にいる時よりも、はるかにずっと幸せだった。
「うーん…。ありがとうってニッコリ笑うのがいちばん良いと思うな。女の子はやっぱ愛嬌!」
ユウガは満面の笑みでそう言った。
「あ…え……う…ん……あ、あ、あり……ありが…と……////」
顔から火が吹き出しそうな勢いだったけど、ぎこちない笑顔で頑張ってユウガに感謝の言葉を伝えた。
「お、おう……」
ユウガは視線をそらしつつも、顔が真っ赤になっていた。
良かった……伝わったみたい。
「あのさ、ユウガ…」
「今度は何?」
「緋奈ね、ここの家事全部緋奈がやるよ」
「え!? そんな、いいのに…」
ユウガはびっくりした顔で抱きしめている方の緋奈を見た。
「ユウガは緋奈を守るって言ってくれたじゃん?」
「うん」
「だから、緋奈はそんなユウガを支えたいの」
「そこまでしなくても…俺がやるよ?」
「ううん、緋奈がやる!こう見えて家事は得意なんだから!料理は少しずつだけど、覚えていくからさ」
「そっか。俺見返りなんて求めてないって言ってたけど、なんか…すっげえ嬉しい」
鏡越しのユウガの顔がさらに穏やかになる。
「でも無理すんなよ?俺も手伝うからな?」
「ありがとう。頑張る!……ところでさ…」
「何?」
「ユウガ……上半身裸だから服……着てね……//////」
照れながらもそう伝えた。やっぱり裸は慣れない。況してや抱きつかれるなんて……////
「分かったよ(笑)緋奈も風邪引くから早く着な?」
ごめんごめん(笑)と言わんばかりの笑顔でそう言われた。
その後、ユウガは黒のゆったりしたTシャツを着て、下はグレーのスウェット姿。
緋奈は黄色のワンピースに着替えて朝食の準備にキッチンへ向かった。
困ってキッチンを右往左往する緋奈にハラハラしながら見守るユウガ。
助け舟を出されながらも朝食準備を進めた。
花嫁修行みたい。
でも、もうユウガのお嫁さんみたいな感じだし、どこか新婚夫婦みたいな感覚があったから、これはこれで幸せだった。
元の世界にいる時よりも、はるかにずっと幸せだった。