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夢想姫の逃避録
第6章 可愛い
「うまく出来たな!フレンチトースト!」
食卓でユウガが美味しそうに緋奈が作ったフレンチトーストを頬張っていた。
「ちょっとコゲちゃったけどね(笑)苦かったらごめんね……コゲの部分取っちゃっていいし、残してもいいからね!」
とは言うものの、ユウガは緋奈の作ったフレンチトースト、サラダなどをがっついて食べていた。
「む、無理しなくていいからね……」
「無理なんてしてねーよ!めっちゃ美味いぞ!ほら、緋奈も食え♪」
笑顔で促された。
とりあえず、緋奈もフレンチトーストを一口かじってみた。
んー教えてもらった通りに作ったけど、コゲの部分が気になっちゃうな……。
ユウガの作ってくれたフレンチトーストにはまだまだ程遠いかも……
もっと美味しいもの作れればな……と自分の腕の無さに悔いて、少しため息をついてしまった。
「何?どうした?こんな美味いのに……調子でも悪い?」
「いや!大丈夫!」
「浮かない顔してるからさ……そんな落ち込むなって!初めて作ったにしちゃすげー美味いからさ。初めはみんなこんなもんだし、気にすんな?」
ユウガはそう微笑んで励ましてくれた。
「ありがと。でももうちょっとだけ頑張って模索してみるね!」
緋奈は苦笑いして返してしまった。
ユウガはそんな緋奈を見て心配そうな顔をしていたけど、またすぐフレンチトーストにがっついた。
すると、ここでユウガが思い出したかのように口を開いた。
「あ、あのさ、緋奈の誕生日っていつ?」
「え、緋奈の……?」
突然の意外な質問に驚いてしまった。
でもすぐ答えられない。
祝ってもらった覚えがないからだ。
そういえばいつだったっけ……
自分の誕生日が分からないとか異常だと思ったけど、意識した事がないから本当に分からなかった。
「ごめん…覚えていないから分かんない……」
「そっか……実はさ、俺も自分の誕生日って分かんないんだよな」
ユウガは、こういう場合、何も詮索してこない。
そんなところが安心できる要素の一つかもしれないとか今思った。
食卓でユウガが美味しそうに緋奈が作ったフレンチトーストを頬張っていた。
「ちょっとコゲちゃったけどね(笑)苦かったらごめんね……コゲの部分取っちゃっていいし、残してもいいからね!」
とは言うものの、ユウガは緋奈の作ったフレンチトースト、サラダなどをがっついて食べていた。
「む、無理しなくていいからね……」
「無理なんてしてねーよ!めっちゃ美味いぞ!ほら、緋奈も食え♪」
笑顔で促された。
とりあえず、緋奈もフレンチトーストを一口かじってみた。
んー教えてもらった通りに作ったけど、コゲの部分が気になっちゃうな……。
ユウガの作ってくれたフレンチトーストにはまだまだ程遠いかも……
もっと美味しいもの作れればな……と自分の腕の無さに悔いて、少しため息をついてしまった。
「何?どうした?こんな美味いのに……調子でも悪い?」
「いや!大丈夫!」
「浮かない顔してるからさ……そんな落ち込むなって!初めて作ったにしちゃすげー美味いからさ。初めはみんなこんなもんだし、気にすんな?」
ユウガはそう微笑んで励ましてくれた。
「ありがと。でももうちょっとだけ頑張って模索してみるね!」
緋奈は苦笑いして返してしまった。
ユウガはそんな緋奈を見て心配そうな顔をしていたけど、またすぐフレンチトーストにがっついた。
すると、ここでユウガが思い出したかのように口を開いた。
「あ、あのさ、緋奈の誕生日っていつ?」
「え、緋奈の……?」
突然の意外な質問に驚いてしまった。
でもすぐ答えられない。
祝ってもらった覚えがないからだ。
そういえばいつだったっけ……
自分の誕生日が分からないとか異常だと思ったけど、意識した事がないから本当に分からなかった。
「ごめん…覚えていないから分かんない……」
「そっか……実はさ、俺も自分の誕生日って分かんないんだよな」
ユウガは、こういう場合、何も詮索してこない。
そんなところが安心できる要素の一つかもしれないとか今思った。