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蜜刻に揺れて
第10章 still miss u
ずりゅ、ずりゅと粘着質な水音に思考が白み始める。

「りゅ、うっ!竜っ!だめっ…っと、にぃっ…イッ、ちゃう、よぉっ…っは…くっ…」

「静、俺っ…っも…っは…っくぁっ…」

「だめっ…りゅ、うっ!竜っ!っちゃうぅ————…っ…」

「っく、ああっ—–っ…」

奥で爆ぜた瞬間、静もまた甘くて甘い悦楽の底へと堕ち込んでいった。








朝陽が辺りを照らし始めても、日が昇り切っても、竜は静を貪り尽くした。

「…りゅ……っも……はっ…ぁ…ぁ……」

「静のここが渇いたらと思ったけど、こんなにぐちょぐちょにして欲しいって言ってるうちは離せない」

竜の指はワザと淫蜜の音を立てて掻き混ぜる。

何度も何度も静を貫き、何度も果てたのに竜の陰茎の質量は萎える事なく静を求めた。

初に告げた様に刻み込み、忘れられなくする。

その証拠に静は背後から貫かれても竜の名を呼び意識を飛ばす事は無かった。

内腿を伝う蜜の痕。

汗に濡れた髪が背中に張り付く。

「…っあ……はぁ…ぁ……ぁ、うぅ…っ…ィ…くぅ…っ」

何度めかの絶頂に達した静を見届けて、竜は満足げに目を閉じてベッドに崩れ落ちた。
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