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蜜刻に揺れて
第11章 at this late hour、too late
太さ違いの重なったデザインの指輪は彫刻が綺麗だった。

「素敵な指輪だね、買ったの?」

「うん、これ二つで一つなんだって、二つで完成形」

竜は細い方を外す。

「外しちゃうの?」

「静、鈍い」

「っ!ひぁっ…」

思わぬ左耳を食まれて、声が飛び出る。

細いリングは静の右手の薬指に嵌められる。

「竜っ…これ…」

「束縛していい?これから先ずっと」

指を絡められて…静の視界が水の中に落ちていく。

「な、にをっ…今更っ…っ…」

「今更だけど、手遅れになる前にね」

そのまま顎を掴んで振り向かせると口唇が重なった。

啄む様なキスは幾ら繰り返しても、満たされることはない。

静は体ごと振り向いて竜を跨いで座ると、首に腕を回して、以上のキスを強請った。

上唇をペロリとなぞられて、背筋を快感が這い上がってくるのが解った。

厚くて温かい舌が静の唇を割り入ってくる。

「…ッン…はっ…ッンン…ふっ…ぁあ…」

口蓋を舌先で擽られると静は身体を震わせる。

「…っふぁ…ッン…ンーッ…ぁ…っんぁ…」

竜のシャツを握りしめて、それでも離すことはない。

口腔を舐り尽くして離れていく舌が切なくて。

静は竜の舌を目で追っていた。


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