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蜜刻に揺れて
第2章 Whimsical star
ストレートな竜に、動揺を隠し切れない静。
空調の温度を下げて欲しいくらい変な汗が滲んでいた。
「ハナコは思った通りだな、裏切らないわ」
くくっと笑って竜は上半身を襖から覗かせて会計を頼んだ。
「私の分、払うよ」
慌てて鞄をまさぐる静。
「分って程、手つけてないじゃん、トイレ行ってくるから、その間にするかしないか決めといて」
「何を?」
「セックス」
ブワッと忘れていた熱が顔に戻ってくる。
その様子を声をあげて笑いながら竜はトイレへと部屋を出て行った。
時計の針の音がやけに大きく響く。
この間に逃げてしまおうか。
鞄に手を掛けるも何故か立ち上がるまでいけない。
雅希とはもちろん、今迄のカレシともそんなする、しないの選択をして行為に及んだ事はなかった。
雰囲気と何と無くの流れにのって致した次第で。
「決まった?」
こんなあからさまに尋ねられて、どう答えればいいのかも分からない。
「し、ないっていったら…?」
「帰ってから静が悶える姿でも想像して、一人でヌくかな」
「なっ、そっ」
言葉にならない静の隣にしゃがみ込んでにっと笑う竜。
その両手が静の頭を挟む。
「俺としたいでしょ?''うん!''はい、決まり」
勝手に頷かれて、二人して店を出た。
空調の温度を下げて欲しいくらい変な汗が滲んでいた。
「ハナコは思った通りだな、裏切らないわ」
くくっと笑って竜は上半身を襖から覗かせて会計を頼んだ。
「私の分、払うよ」
慌てて鞄をまさぐる静。
「分って程、手つけてないじゃん、トイレ行ってくるから、その間にするかしないか決めといて」
「何を?」
「セックス」
ブワッと忘れていた熱が顔に戻ってくる。
その様子を声をあげて笑いながら竜はトイレへと部屋を出て行った。
時計の針の音がやけに大きく響く。
この間に逃げてしまおうか。
鞄に手を掛けるも何故か立ち上がるまでいけない。
雅希とはもちろん、今迄のカレシともそんなする、しないの選択をして行為に及んだ事はなかった。
雰囲気と何と無くの流れにのって致した次第で。
「決まった?」
こんなあからさまに尋ねられて、どう答えればいいのかも分からない。
「し、ないっていったら…?」
「帰ってから静が悶える姿でも想像して、一人でヌくかな」
「なっ、そっ」
言葉にならない静の隣にしゃがみ込んでにっと笑う竜。
その両手が静の頭を挟む。
「俺としたいでしょ?''うん!''はい、決まり」
勝手に頷かれて、二人して店を出た。