この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
緊縛
第23章 緊縛23
 店長の舌先が離れても、まだ、下腹部が怖いぐらい波打ち続けている。

 心のどこかでは、まだ味わっていたい気持ちさえある。

 あれほど苦しかったのに、終わってしまえば恋しいとさえ思う。

 ぐったりとした私に店長は、満足げに、くちびるをよせた。

「美咲じゃないと思えるほど淫らだったよ。こんどは俺の舌先だけで狂わしてあげる」

 息を荒げ続ける身体を店長は優しく撫であげると、手首に通していた麻縄を解き、片側に通していた足の麻縄を解いてくれた。

 私をそっと茂みに寝かせると、店長は車へと歩いていく。

 上半身が縛られているだけでも、身体は自由になかなか動いてはくれない。

 茂みに身体を横たえながら、私は無意識に次の怖さに身体が震えてくる。

 逃げなくちゃ。

 このままでは、本当に店長のされるがままになってしまう。

 自分の想像を超えることをされるのが怖い。

 這うように私は、なんとかして立とうとする。

 しかし、波打ち続ける下腹部が、ようやく落ち着いただけで、まだ下半身に、なかなか力が入らないでいた。

 店長がトランクを開けると、また、手提げ袋を持ってきた。

「もう逃げられないと言っただろう」

「もう嫌! セックスをして終わりにして。お願い」

「それはできない。約束だろう」

「縄を解いて」

「あまり我侭を言うと、痛くするよ」

「もうやだ」

「俺は、もう自分を止める気はない」

 なんとかして、私は店長から逃げようと、茂みを這おうとした。

「やめて」

 逃げようとする私の腕を掴むと、店長は痛いほど捻りあげてきた。

「こんどはもっと痛く縛ってあげるよ」

 必死に腕に力を入れると、捩じり上げられた腕が軋みあがるほどに痛んだ。

 麻縄が手早く後ろ手に縛り上げられる。

 私は足をばたつかせて、なんとかして抵抗しようとするが、ばたつく足までを縛りあげてくる。

「怖い。もうやめて」
/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ