この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
緊縛
第4章 短編 緊縛4
 なんだか、店長が欲情しているようにさえ感じる。

 じょじょに通されていく麻縄の感触は、店長が言ったとおり肌に痛いほど食い込んでくるほどだ。

 まだ、力加減されているから痛いほどではないけど。

 もし本当に縛られたらどうなっちゃうんだろう。

 縄が通されるたびに覚える息苦しさと、肌に食い込んでくる痛さと言うのか、不自由さが、なんだか不思議な興奮となって私までを包んでくる。

 ゆっくりゆっくりと、乳房の膨らみを強調する縛りになっていく。

 私は鏡の前で、縛られていく自分を不思議な思いで見つめていた。

 あくまでもイメージ撮影だから、アダルト動画のような激しいことはしない。

 官能的な想像を掻き立てるシーンと、あとは私が全裸になり、色々な縛りとポーズをすればいいだけ。

 でも、店長の手が、想像以上にいやらしい。

 ぞくっとするほどに、身体が疼くような淫らさが、縄を通して着衣の上から伝わってくる。

 いざ、ソープランドに面接に行ったのはいいけど、本当は、男性経験なんて数えるほどしかない。

 男性に激しく責められるなんて、想像の中でしかないし、女性誌でみる性の悦びなんて、私には無縁だ。

 セックスは気持ちがいいと思うけど、本当に気持ちがよかったと思ったことは、まだ一度もない。

 おまけに彼氏もいない。

 数回セックスをしたら自然と別れがくるばかりだ。

 ぼんやりとしていた私は、胸を無理やり迫り出される苦しさに、思わず鏡を見た。

 なんとも言えないほどの淫らさと艶かしさが鏡に映りだされていた。

 これがエロス。

 縛られた私は、立っているのが辛くて、自然と店長に身体が凭れていた。

 迫り出された胸を弄ぶような、店長のいやらしげな指の動きが、着衣の上から感じる。
/52ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ