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eyes to me~ 私を見て
第45章 波乱のミュージックスタイル
「ちょっと君達!修学旅行で見学に来た小学生じゃあるまいし落ち着きなさい!」
髑髏川にたしなめられると、暗黒は黒塗りの顔でニカッと笑って頭を掻いた。
「いや――、ほら、この間のパーティで会ったあの子!今日出るんだよね?」
豚彦も大きな目をクルクル動かしてやはり落ち着かない。
「そうそう!何だっけ……ブリトニー……じゃなくてブッチャーじゃなくて……」
瞬が豚彦の頭を叩く。
「プリキーでしょっ!」
暗黒が大きく頷いて大きな声を出した。
「そうそう!プリキーの美名ちゃんね!会えるの楽しみにしてたんだよ――!」
髑髏川は未菜に笑いかけた。
「ポキノンのパーティで会ったんだけど凄く良い子だったよ。
未菜ちゃん、会ったことある?」
「ええ、今ご挨拶して来たわ」
未菜は後ろの楽屋を手で示して柔らかく笑ったが、その瞳がとても冷たい事に髑髏川達は気づかない。