この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第46章 波乱のミュージックスタイル②



「立花さん……?」

 笑顔を凍り付かせた西野は立ち尽くす。

「ちょっと楽屋に忘れ物したから……行くよ。じゃあ……西野さんもリハーサル頑張って」

 由清はくるりとターンする様に背を向けて、優雅な足取りでスタジオから出て行く。
 残された西野は、桜色の艶めいた唇を強く噛んだ。
 その頬は怒りに震えている。

(何よ……!私が声を掛ければ、誰も有頂天になるのに……っ)

「未菜ちゃ――ん!」

 軽い調子の声がして、未菜は笑顔を作り振り返る。

「暗黒(あんこ)さん……」

 "ボンバーダイアモンド"の黒塗りの暗黒が、真っ黒なマントの衣装で満面の笑みで其処に居た。

「プリキーの王子と仲良しなの?」
「ううん……ちょっとドラムの事を聞いたりしてたの。私も叩ける様になりたいし」
「お――!未菜ちゃんは本当に頑張りやだね~!
 ……俺もエアーじゃなくて練習しなくちゃだなあ!」
「またまた~!やらないくせに」
「アハハハ」

 暗黒は白い歯を出して笑い転げた。


/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ