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eyes to me~ 私を見て
第46章 波乱のミュージックスタイル②



「暗黒さん……この間のポキノンのパーティ、どうでした?」
「憧れのミュージシャンばかりでさ~!
 もう、同じ空間で息をするだけで俺……興奮しちゃって~スッゲ楽しかったよ!
 未菜ちゃんも来れば良かったのに~」

 何気なく言った暗黒の言葉が、西野の神経を逆撫でしたが、努めて明るく笑って返した。

「う―ん、行きたかったけど、呼ばれてないし」
「変装して潜り込めば良かったね、俺みたいに顔を塗ってさ!」

 暗黒は自分の黒く塗った顔を指差しておどけた。

「アハハハ……暗黒さんたら可笑しい」

 西野は笑いながら、腹の中が煮えたぎっていた。
 ……ポキノンの芝原七海。気に喰わない女だ。
 デビューしてから、いまだかつて取材を申し込んで来た事がない。

「でもさ~すっげ楽しかったけど、色々あって大変だったぜ?大室さんが倒れたり……」
「ええ、そうみたいね、まだ入院してるとか?」
「それと……」

 暗黒は、喉まで出掛かっった何かを躊躇う様に飲み込むが、西野はそれを見逃さない。
 暗黒の顔を無邪気を装った表情で覗き込む。

「他にも、何かあったの?」

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