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eyes to me~ 私を見て
第46章 波乱のミュージックスタイル②
『何よ……何よ……バカア――っ!
こんなに好きなのに……何があっても好きなの――!
私のすべてを奪ったくせに……居なくなるなんて許さない――!
剛さんなんか……禿げちゃえ――っ!』
力任せにソファを拳で叩きつけた時、ソファが羽の様に大きく揺れ、落下を始めた。
身体がフワリと浮き、方向感覚が失われる。
翔大のマンションから落ちた時の記憶が蘇り、気を失いそうになったその時、暖かい何かが全身を包み、美名の身体は重力に逆らい、宙に浮いた。
――美名……
綾波の声がする。
――本当か……?本当に、愛してくれるか……?
『当たり前……じゃない……』
――そうか……
『……剛……さん?』
――ありがとう……美名……
『剛さん……剛さんっ?』
「剛さん――!」
「うわ――っ!ビックリした!」
美名が目覚めた時に視界に入って来たのは、楽屋の天井とびっくりした由清の顔だった。
こんなに好きなのに……何があっても好きなの――!
私のすべてを奪ったくせに……居なくなるなんて許さない――!
剛さんなんか……禿げちゃえ――っ!』
力任せにソファを拳で叩きつけた時、ソファが羽の様に大きく揺れ、落下を始めた。
身体がフワリと浮き、方向感覚が失われる。
翔大のマンションから落ちた時の記憶が蘇り、気を失いそうになったその時、暖かい何かが全身を包み、美名の身体は重力に逆らい、宙に浮いた。
――美名……
綾波の声がする。
――本当か……?本当に、愛してくれるか……?
『当たり前……じゃない……』
――そうか……
『……剛……さん?』
――ありがとう……美名……
『剛さん……剛さんっ?』
「剛さん――!」
「うわ――っ!ビックリした!」
美名が目覚めた時に視界に入って来たのは、楽屋の天井とびっくりした由清の顔だった。