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eyes to me~ 私を見て
第46章 波乱のミュージックスタイル②
「おい……あんた!そうかも知れないけどよ……
これまでの事はこっちは被害者なんだぜ?美名に全部本当の事を言って何か得になるのかよ!ショックなだけじゃないか!」
「真理くん……ありがとう……大丈夫……だから」
怒る真理に、美名は腕の中から上目遣いで笑いかけると、そっと手を離す。
「美名……」
瞬きをして見つめる真理にもう一度笑うと、ペコに向き直った。
「教えてくれて……ありがとうございます……驚いたけど……
私だけ何も知らなくて……皆が守ってくれてたんですよね……」
綾波の優しい眼差しが浮かび、美名は唇を噛み締めた。