この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第47章  波乱のミュージックスタイル③



「はい、どうぞ」

 未菜はニッコリ笑って、強引に手を取るとその中に飴を握らせた。
 美名は、手の中の小さな袋を呆然と見つめ、やっとの思いで
「ありがとう……」
 と言うが、先程の志村の言葉が頭に響く。

『西野未菜の意地の悪さは業界では有名よ』

 改めて西野の可愛らしく整った顔形を見る。美名にはその中に悪どい物を見出だす事が出来ない。

「それね、良く声を使う人用の飴なのよ?
 ……あ、私、大阪のオバチャンじゃないからね?アハハ」

 屈託なく笑う西野につられて美名も笑ってしまうが、胸の中は複雑だった。
 東京に出てきて翔大に出会い別れた後、色んな男性と深い仲にはなったが、皆何かしら嘘をついていた。
 芸能関係者と偽ったり、或いは他にも恋人が居たり……

(私には、そういう人を見抜くアンテナが備わって居ないのかもしれない……)



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ