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eyes to me~ 私を見て
第47章  波乱のミュージックスタイル③



「美名ちゃん……」

 志村が固唾を飲み見守る中、由清がカウントを叫び、リズミカルなドラムから演奏が始まった。
 真理のベース、美名のギターの音が加わり、キャッチーな愛らしい前奏がスタジオに響く。
 髑髏川や、豚彦、瞬は曲に乗り足でリズムを取っていた。
 美名は片手でスタンドマイクを握り口元に引き寄せ最初の一節を歌おうとしたが、顔色が真っ白になり、喉を指で押さえた。

「――――」

 真理と由清が怪訝な顔をして見る。
 美名は、ギターを弾きながらメロディーを歌おうと口を開くが、ヒューヒューという空気が鳴るだけだった。

「美名ちゃん……!」

 志村が拳を握り締める。
 スタジオの中のスタッフや他出演者がざわめく中、プリキーは最後まで演奏をした。
 だが、美名の歌声が響く事はなかった。



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