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eyes to me~ 私を見て
第48章 鮮烈なデビュー①
「皆さん~!始まる前にまた来ちゃった~!」
「あらあ、ペコさんに堺くん~」
志村が二人を中へ招き入れた。
「今日は観覧席の後ろから見させていただきますわよ~!ホホホ」
「何だか心強いわあ~!ペコ大明神!」
「あの……美名さんにこれを」
堺が美名にA4サイズの封筒を渡した。
怪訝な顔をする美名に、堺は開ける様に笑顔で促す。
美名は封筒を開けると、目を見開いた。
眠る自分に、綾波がひざまづいて手の甲に口付けている場面の写真だ。
しかも、セピアに加工されていて、まるで映画のワンシーンかの様にも見える位にロマンチックに仕上がっている。
「……」
綾波の眼差しがたまらなく優しく自分に注がれているのを見て、身体じゅうに甘酸っぱい切なさが溢れた。
「スタジオで撮らせてもらったんですが……お渡しするのが遅くなって……素敵な写真でしょう?」
堺が静かに言った。
「あらあ、ペコさんに堺くん~」
志村が二人を中へ招き入れた。
「今日は観覧席の後ろから見させていただきますわよ~!ホホホ」
「何だか心強いわあ~!ペコ大明神!」
「あの……美名さんにこれを」
堺が美名にA4サイズの封筒を渡した。
怪訝な顔をする美名に、堺は開ける様に笑顔で促す。
美名は封筒を開けると、目を見開いた。
眠る自分に、綾波がひざまづいて手の甲に口付けている場面の写真だ。
しかも、セピアに加工されていて、まるで映画のワンシーンかの様にも見える位にロマンチックに仕上がっている。
「……」
綾波の眼差しがたまらなく優しく自分に注がれているのを見て、身体じゅうに甘酸っぱい切なさが溢れた。
「スタジオで撮らせてもらったんですが……お渡しするのが遅くなって……素敵な写真でしょう?」
堺が静かに言った。