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eyes to me~ 私を見て
第49章 鮮烈なデビュー②
『……周りにもう誰も居ないだろ?なら恥ずかしがる事はないだろうが』
「そういう問題じゃなくてっ……」
『電話口でチュッて軽くやってくれりゃいいんだよ……さあ、やってみろ』
「……っ」
『やらなきゃ……後でお仕置きが待ってるぞ?』
「なっ……!ひ、酷い……っ」
美名の全身が火がついた様に熱くなる。
『まあ、それも楽しいからどっちでもいいけどな俺は』
「も、もうっ!剛さんのバカ――!変態――!知らないっ!」
思いきり怒鳴って電話を切ってしまうと、美名はテーブルに志村のスマホを置いてドカドカと足音を立てて楽屋から出て行った。