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eyes to me~ 私を見て
第50章 歌姫降臨
「ねえっ綾ちゃん――!美名ちゃんは結局大丈夫なの――!?ねえっねえっ」
「電話で喋ったんだろ――!教えろよ――!」
三広と亮介が綾波の腕を掴み駄々っ子の様に引っ張る。
「お前ら……っ俺が怪我人て事を忘れてないか――!?」
「うふふふ」
菊野が笑った時、綾波のスマホがまた鳴った。
美名からのメールだ。
「"プリキーはボンバーさんの後に出ます!皆と見てね!"
……だそうだ」
ワッと皆が色めき立つ。
「ボンバーの後……?多分、この後がボンバーだよな……時間的に」
祐樹は時計を見る。
「あと十分足らず……俺……起きて居られる……かな……ふあ……」
野村は欠伸を噛み殺し呟いた。