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eyes to me~ 私を見て
第50章 歌姫降臨




「根性で起きてろ!俺らの後輩たちの晴れ舞台だぞ!」
「てっ」

 祐樹に野村は小突かれる。

「桃ちゃんに電話しなきゃっ!」

 三広は慌てて電話をかけた。

「もしもしっ……桃ちゃ……あっ!すいません間違えました――!」
「何してんだよ三広!やっぱりお猿さんには文明の利器のスマホは使いこなせないのかな――!?ウキキ――!」
「りょっ……亮介――!お猿言うな――!」
「だってお猿じゃんかよ!猿を猿と言って何が悪いか――!」
「ムキ――!お前なんてオランウータンの癖に――!
 いいか、バカがバカに向かってバカって言うのと同じ事をお前はしてるんだぞ――!」
「おい、早く電話してやれ……」

 綾波は呆れて二人の掴み合いを見る。

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