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eyes to me~ 私を見て
第50章 歌姫降臨
美名は、二人に歩み寄る。
「真理くん……何処から見ても物凄く素敵だよ?」
「――美名っ!マジ?マジでそう思うか!?」
真理は由清を離さないまま、まだグラグラ揺らす。
「まこ……おま……いい加減に」
由清は青息吐息で呟いた。
「うん!私がもし今十五歳だったらメロメロになってるよ!」
「本当にか――!うおお」
「うん!……だから、由清君を……離してあげて?」
真理はハッと我に反り、由清を離す。
やっと解放された由清は志村が受け止めた。
「可哀想にねえ~由清くんっ!大丈夫かしら?
ほら、しっかりするのよ!もうすぐ出番よ!」