この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第10章 過去の恋との再会
「は、はいっ!」

 彼の腕の中をすり抜け、火照った頬を押さえてドアを開けると、若い宅配便の業者が段ボールを抱えて立っていた。

「灰吹……美名さんに、お荷物です……ここにサインを」
 
 帽子を被った男は小さく呟いた。

「は、はい」

 受領のサインを書いた時に長い節くれだった指が目に入った。

 (……?)

 美名の記憶が呼び覚まされる。

「ありがとうございました……」

 宅配便の男の呟く様な声が鼓膜の奥まで届くと、ある人の思い出が鮮やかに甦る。
 それを確信した時、美名は男の腕を掴んでいた。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ