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第51章 Kiss　in　the　moonlight

　美名の全身が電流に撃たれた様に震えた。
　その反応に笑いを溢しながら唇を優しく啄むと、美名の細い腕が綾波の首に絡み付き、もっと欲しがる如く頭を引き寄せる。
　綾波の胸にむず痒い様な甘い物が込み上げて、夢中で可憐な唇を貪った。
　小さな吐息が益々身体の芯を熱くさせ、綾波を猛らせる。
　薄い布越しにその硬さが美名の太股に当たった。
　綾波は淫らな刺激に眉を歪める。

｢……っ｣

　美名はそれに気が付き、頬を染めて身体を離そうと胸を押すが綾波がそれを許す訳がない。
　ミニドレスの裾が捲れ上がり、眩しい太股が目に入ると、長く眠っていた獣が完全に覚醒した。