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eyes to me~ 私を見て
第53章 暴かれる秘密

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60年代のアメリカの雰囲気のバーのカウンターで、キッチリと髪を後ろに流して整えているいかにも律儀そうなバーテンダーがシェイカーを振る。
くるりと回りながらシェイカーを投げて後ろ手にキャッチして、二つのグラスに黄金色の飲み物を注いだ。
表情を全く変えずにパフォーマンスをするバーテンに真理が思わず拍手をすると、バーテンはクールに頭を軽く下げた。
「どう、気に入ったか?」
隣で翔大がグラスを持ち傾けて優雅な笑みを向けてくる。
真理は咳払いして、グラスを一気に空けた。
「むむ……ま、まあまあだな――!」
内心、何故こんな所で翔大と自分は一緒に酒を飲む羽目になっているのだろうと思いながら、おかわりを頼む。
60年代のアメリカの雰囲気のバーのカウンターで、キッチリと髪を後ろに流して整えているいかにも律儀そうなバーテンダーがシェイカーを振る。
くるりと回りながらシェイカーを投げて後ろ手にキャッチして、二つのグラスに黄金色の飲み物を注いだ。
表情を全く変えずにパフォーマンスをするバーテンに真理が思わず拍手をすると、バーテンはクールに頭を軽く下げた。
「どう、気に入ったか?」
隣で翔大がグラスを持ち傾けて優雅な笑みを向けてくる。
真理は咳払いして、グラスを一気に空けた。
「むむ……ま、まあまあだな――!」
内心、何故こんな所で翔大と自分は一緒に酒を飲む羽目になっているのだろうと思いながら、おかわりを頼む。

