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eyes to me~ 私を見て
第54章 擦れ違う恋人たち



 エレベーターが止まったすぐ先が鳳凰の間の扉なのだが、扉の前に綾波が立って居た。
 真理は美名を壁に押し付けたままの姿勢で振り返る。
 綾波の目が鋭く煌めいたかと思うと走り寄り、真理を美名から引き離し、膝で彼の鳩尾を蹴った。

「キャアッ!」

 美名は叫び顔を手で覆う。
 その声に気付き、志村と由清が扉を開け、綾波が真理の胸ぐらを掴む光景を見て目を丸くした。

「何をしてるの綾波くんっ」

 志村と由清が綾波を二人がかりで羽交い締めにし、美名は倒れて踞る真理に駆け寄り肩を支えた。

「真理くん……!」
「……くっ……こんなん、蹴られた内に入らん!わっはっは!……痛てっ」
「もう……大丈夫な訳ないでしょ?」
「――俺が嫌になったら、次は真理か?」

 綾波が嫉妬を露にして怒鳴る。


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