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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の



 転がり落ちる様にしてベッドから降り、リビングへ走りロックを解除すると、三人がワイワイと入ってきた。
 まだパジャマ姿の美名を見て、真理が眩しそうに手のひらを額にあててよろめいた。

「おうっ……ショートパンツから伸びる生足が……眩しいぜっ……
 夏の終わりに舞い降りたエッチな天使……ぐおっ」

 鼻の下をデロンと伸ばす真理を由清がシバいた。

「ま――こ――と!またセクハラチックになってる!オヤジかよっ」
「あらあら美名ちゃん、今起きたのね?」

 志村が苦笑いしている。

「ごめんなさいっ!今すぐ支度します!」

 美名は今日着ていく服を予めリビングに置いてあった。
 気が動転してアタフタとその場でパジャマを脱ぎ始め、真理が目を丸くして喜びの声を上げたが、また由清に殴られて後ろを向かせられる。

「美名ちゃん、そんなに慌てなくて大丈夫よ!
 元々時間に余裕をもたせてあるから!
 目が醒める様にシャワー浴びていらっしゃい?」

 志村はクスクス笑い、美名にバスルームで着替えるように促した。

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