この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の

「あら美名ちゃん!ご機嫌ね!」
「すみません、お待たせしました!」
志村と由清が真理を放すと、真理はフラフラと虚ろな目で壁に寄り掛かり咳き込む。
「大丈夫?」
美名が背中をそっとさすると、真理がいきなり抱き付いて来た。
「美名――っ!やっぱ美名は優しいな――!それに今日もスンゲー可愛いぞ――!」
「ま……真理くっ」
美名は振りほどく事が出来ずにもがく。
「こ~ら~真理っ!止めないか!」
「全くこの子はっ!エロ猿なの?」
由清と志村がひっぺがしにかかるが、真理は何がなんでも美名を離さない。

