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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の



「な……何だこの執念はっ」
「猿もといスッポンよ――!このアホ真理っ!いい加減にしなさい――!」

 馬鹿力に二人は驚愕しながら頑張って引っ張るが、真理はまだびくともしない。

「真理くんったら!もう離してってば!」
「美名――っ!好きだ――!」

 真理がキスをしようと唇を突き出した瞬間、美名の渾身の頭突きが顎に炸裂した。真理は悲鳴を上げて崩れ落ち、志村と由清も弾みで吹っ飛ぶ。
 美名は頭を押さえて涙目で怒鳴った。

「も、もう――っ!真理くんなんかだいっ嫌い――!バカバカバカ――っ」
「……だ、いきらい……バカ……って……へへ……ははは」

 真理は白眼を剥いて虚ろに呟いた。

「全く……この位キツくしてやった方が丁度いいよ!」

 由清が心底呆れて首を振り、志村は見事な美名の攻撃に拍手した。

「お見事――!……さて、そろそろ行きましょうか!」

 ぐったりした真理を掴まえて引き摺りながら一同は部屋を後にした。



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