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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の

三十分後、撮影場所となるサロン付近に到着すると、志村は向かいにあるカフェで時間まで休憩しようと提案した。
ガラス張りの店内からサロンが見える。
サロンもガラス張りで、スタイリッシュな内装やスタッフが働いている様子が見えた。
「ここのワッフルが美味しいのよ~あとフルーツジュースも栄養たっぷりでオススメ!」
志村はワッフルとジュースを四人分注文し、サロンの方を見て言った。
「あの店はね、いわゆるカリスマ店員ばかりでね、三年先の予約まで一杯、ていう噂の店なのよ」
「さっ……三年て」
「マジか?」
「そ、そんな凄いお店で撮影するなんて……」
美名達は目を丸くする。

