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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の



 若い女性店員が器用に四つの皿を持ってやって来た。

「お待たせいたしました~!"ほのかに甘い初恋ワッフルセット"です!」

  白い皿の上には格子模様の凹凸の焼きたてのワッフルが芳ばしく香りをたて、雪の様にキメが繊細なシャーベットと季節の果物が彩り良く盛られている。

「ブルーベリーのソースを、仕上げにかけますね~」

 店員は器用な手つきで一枚一枚、皿に円を描く。真理の皿にはハートに矢が刺さるマークを描いた。

「いっ!?」

 真理が吃驚すると、店員が盆で半分顔を隠してはにかみながら言った。

「し、志村さんと、プリキーの皆さんですよね……私、大好きなんです……あ、あの、特に倉田さんの……ファンで」
「なぁにい――っ!マジか!」

 真理は鼻の穴を広げて目を輝かせた。

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