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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の

小さな身体に似合わないパワフルな歌。透明感のある美しい声。絵本から抜け出した様な可憐な姫のごときルックス。
決して完成された物でなく、これからどこまでも磨かれるであろうという予感が増本にはあった。
他にも有力な候補の応募者が居たが、増本は強く彼女をを推した。
だが最終的な決定権を持つ社長が首を縦に振らなかった。
オーディションは最初から出来レースで、予め合格者は決まってたらしい。
増本は激昂し、社長に強く詰め寄った。
世の人々に夢を売る商売なのに、何故しがらみの関係を優先させて才能ある者にチャンスをやらないのだ、と。
決して完成された物でなく、これからどこまでも磨かれるであろうという予感が増本にはあった。
他にも有力な候補の応募者が居たが、増本は強く彼女をを推した。
だが最終的な決定権を持つ社長が首を縦に振らなかった。
オーディションは最初から出来レースで、予め合格者は決まってたらしい。
増本は激昂し、社長に強く詰め寄った。
世の人々に夢を売る商売なのに、何故しがらみの関係を優先させて才能ある者にチャンスをやらないのだ、と。

