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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の

ブレザーの制服姿の未菜は、微かに唇を震わせていた。
「大丈夫だよ。社長さんて言ってもほら、同じ人間なんだからさ?」
「は、はい……」
未菜は少し安心した笑顔を増本に向けた。
その時、ドアが開き社長の秘書が出て来た。
「西野未菜さん、ようこそいらっしゃいました……お入り下さい」
「は、はいっ!」
秘書に促され、一歩踏み出すが増本を振り返る。
「あ、あの……増本さんも一緒じゃないの?」
「僕はここで待ってるよ……大丈夫だから、行っておいで?」
「さあ、西野さん」
秘書が西野の背中を軽く押して中へ入った。瞬間ガチャリと鍵の閉まる音がし、増本は胸騒ぎを覚えた。
「大丈夫だよ。社長さんて言ってもほら、同じ人間なんだからさ?」
「は、はい……」
未菜は少し安心した笑顔を増本に向けた。
その時、ドアが開き社長の秘書が出て来た。
「西野未菜さん、ようこそいらっしゃいました……お入り下さい」
「は、はいっ!」
秘書に促され、一歩踏み出すが増本を振り返る。
「あ、あの……増本さんも一緒じゃないの?」
「僕はここで待ってるよ……大丈夫だから、行っておいで?」
「さあ、西野さん」
秘書が西野の背中を軽く押して中へ入った。瞬間ガチャリと鍵の閉まる音がし、増本は胸騒ぎを覚えた。

