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eyes to me~ 私を見て
第56章 さよなら、私の



 未菜の柔らかい無邪気な寝顔に、増本は笑みを溢した。

 ――変わらないのは、寝顔だけか……

 出会った頃の明るい少女の面影は今や何処にも残っていない。
 あの可愛い少女は、死んでしまったのだろうか。

 ――そうだとしても、それは俺のせいだ。 
 それにしても、最近の彼女の行動は常軌を逸脱していて、危険だ――

 美名に精神的ダメージを与える目的で、綾波の過去を探り出し、合成の写真を送り付けた。
 それなのに、美名は元気に仕事をしている。
 未菜はやっきになって他の手を使い攻撃しようとしている。
 気は進まないが、美名が立ち上がれない程叩きのめし、引退してもらうしかない。

「……全て終わらせるんだ……未菜の為に……」

 増本は濡れた髪や身体をタオルで拭って、車のキーを掴み立ち上がる。すると、小さな指が増本の手を握り引き留めた。



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