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eyes to me~ 私を見て
第57章 さよなら、私の②


 真言は、奥の寝室のドアを開けて中へ入った。パーティの時にベランダから見た光景が頭の中に生々しく過る。真理はベッドを前に固まってしまう。
 綾波が去ってから、美名はこのベッドで眠っているのだろうか。
 今はシーツも整然とした形になっている。
 あの夜、二人がここで抱き合っていた時、ベッドは跳ね、うねり、荒れた海面の様だった……
 美名の甘い声と、揺れる悩ましい身体を抱き締める綾波の腕が目の前にあるようでーー真理は歯を食い縛り目を瞑る。

「あんな風に……愛しておいて……居なくなるとか……意味わかんねえよ……綾波のやつ!」

 つい、毒づいてしまった。
 不意に熱くなってしまった身体を誤魔化すかのように。


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