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eyes to me~ 私を見て
第57章 さよなら、私の②



「ま……真理く……お願い」

 美名は、真理の腕の中、涙目で訴える。
  
――このまま組伏せて、身体も心も思うように出来たら――

 小さな、生まれたばかりの小鹿の様に震える美名を、力ずくで押さえ込む事など出来なかった。
 大きな手で柔らかな頬の涙を拭い、髪をクシャリと撫で、思いを絞り出して美名を抱きしめた。

「……分かってる……分かってるよ……美名……」

 真理が美名にしがみついているかの様だった。
 真理の大きな背中が小刻みに震えて、嗚咽を漏らし始める。
 やがて、美名も背中に腕を回していた。



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