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eyes to me~ 私を見て
第57章 さよなら、私の②

 沢山の人のざわめきとアナウンスが聴こえる中、翔大の声は特別な響きを持って美名に届いていた。

「口に出すだけで胸がやけそうな
 例えば チョコがかかったマシュマロの様に……」

 美名も翔大に合わせて歌を口ずさむ。
 翔大も微笑みながら澄んだ声で歌い続けた。
 二人の声は何処までもぴったりと合わさる。
 パズルを完成させたかの様な達成感と高揚が二人に押し寄せていた。
 それは最初で最後の、美名と翔大のショーだった。
 翔大の姿は次第に遠くなり、やがて角を曲がり完全に見えなくなった。
 お互いの姿が見えなくなり、声が届かなくなっても、二人は歌っていた。


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