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eyes to me~ 私を見て
第12章 歌姫のlesson②
客席の明かりが落とされて、ステージ中央にスポットライトが当たる。
ギターボーカルが攻撃的なフレーズを素早く爪弾くと、ドラム、ベースが加わり3ピースバンドとは思えない重厚な音のうねりが生まれて、ライブハウスの客達は一気に彼等に釘付けになった。
「始めまして、『JUNK』です、僕たちの曲を聞いて下さい」
スタンドマイクで短い挨拶をし、間髪入れずテクニカルかつ扇情的な演奏が始まる。
まるで生き急ぐかの様な速いリズム、追い立てられている様なボーカルの叫び。
激しいロックなのに、何故か物悲しい感情を呼び覚まされる。
客席はいつの間にか総立ちで皆手を上げたり、手拍子をしたりしていた。
ギターボーカルが攻撃的なフレーズを素早く爪弾くと、ドラム、ベースが加わり3ピースバンドとは思えない重厚な音のうねりが生まれて、ライブハウスの客達は一気に彼等に釘付けになった。
「始めまして、『JUNK』です、僕たちの曲を聞いて下さい」
スタンドマイクで短い挨拶をし、間髪入れずテクニカルかつ扇情的な演奏が始まる。
まるで生き急ぐかの様な速いリズム、追い立てられている様なボーカルの叫び。
激しいロックなのに、何故か物悲しい感情を呼び覚まされる。
客席はいつの間にか総立ちで皆手を上げたり、手拍子をしたりしていた。