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eyes to me~ 私を見て
第61章 プリキー大作戦
 西野は薄く微笑みを浮かべ、転びそうになりながら逃げる二人の後ろ姿を眺め、低く呟いた。

「なにが、プリキー応援団……よ……

 この間あれだけ大騒ぎになったのに……まだ這い上がろうとするなんて……

どれだけ生意気なの?……許さない……本当に許さないわ……」

 可憐に見えるその瞳の奥底に、暗い焔が揺れていた。

 一時間後、美名はマンションのベッドに横たわって眠っていた。

 綾波はその横でペコに電話をしていた。

『……綾波君!一体今まで何処に?』

「ペコさん……ご心配をお掛けして申し訳ありません……

 ですが、今はそれよりも、緊急な用件があります」

『緊急……?また何かあったのかしら?』

「……美名が、ポキノン編集部と名乗る二人組に襲われかけました」

『な……何ですってえ――っ!?』

 ペコのつんざく様な金切り声に、綾波は受話器から耳を遠ざけた。

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