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eyes to me~ 私を見て
第62章 必ず貴方を捕まえる

美名の口の端が僅かに上がった。
笑った顔のまま寝息を立てている。美名の手をそっと外し、脱ぎ散らかした服を拾い一つ一つを身に付けた。
美名の服も綺麗に畳み枕元に置いておく。
上着のポケットから小さな箱を取り出して、美名の傍に膝を付き、箱を開けた。
人差し指と親指で大事に華奢なリングを摘まみ、美名の左手をそっと取ると、薬指にスルスルと嵌めていく。
ダイヤとペリドットが、美名の白い指で一層輝きを増して見えた。
綾波は微笑み、手の甲に口付ける。
「……待たせたな……お前への誕生日プレゼントで……そして……」
その先の言葉を呑み込み、布団をかけ直してやる。
笑った顔のまま寝息を立てている。美名の手をそっと外し、脱ぎ散らかした服を拾い一つ一つを身に付けた。
美名の服も綺麗に畳み枕元に置いておく。
上着のポケットから小さな箱を取り出して、美名の傍に膝を付き、箱を開けた。
人差し指と親指で大事に華奢なリングを摘まみ、美名の左手をそっと取ると、薬指にスルスルと嵌めていく。
ダイヤとペリドットが、美名の白い指で一層輝きを増して見えた。
綾波は微笑み、手の甲に口付ける。
「……待たせたな……お前への誕生日プレゼントで……そして……」
その先の言葉を呑み込み、布団をかけ直してやる。

