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eyes to me~ 私を見て
第62章 必ず貴方を捕まえる

「綾波君がさっき電話で……"黒幕を、引っ張り出す"て言ってたけど……無茶しないか心配だわ」
「つ、剛さんと話したんですか?」
思わず志村に詰め寄る。
「え、ええ……」
「他に何か……言ってませんでしたか?」
潤む目で見つめられ、志村は綾波の言葉を思い出して言いよどんだ。
『美名を守ってやって下さい……俺がそうしたいのは山々ですが……俺にはやる事があります……
今、美名の側に居たら巻き込んでしまうかも知れない……』
強い決意が電話の低い声から読み取れて、志村は何も言えなかったのだ。
「――志村さん!」
美名に揺すぶられ、志村は我に返る。
「……ええ……いつもの感じで
"大人しく待っていなさい、と美名に伝えてくれ"――て」
志村が適当に答えると、美名は明らかに落胆の色を浮かべたが、それは一瞬で、途端に目を輝かせ始める。
「つ、剛さんと話したんですか?」
思わず志村に詰め寄る。
「え、ええ……」
「他に何か……言ってませんでしたか?」
潤む目で見つめられ、志村は綾波の言葉を思い出して言いよどんだ。
『美名を守ってやって下さい……俺がそうしたいのは山々ですが……俺にはやる事があります……
今、美名の側に居たら巻き込んでしまうかも知れない……』
強い決意が電話の低い声から読み取れて、志村は何も言えなかったのだ。
「――志村さん!」
美名に揺すぶられ、志村は我に返る。
「……ええ……いつもの感じで
"大人しく待っていなさい、と美名に伝えてくれ"――て」
志村が適当に答えると、美名は明らかに落胆の色を浮かべたが、それは一瞬で、途端に目を輝かせ始める。

