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eyes to me~ 私を見て
第62章 必ず貴方を捕まえる
 一人の女性が手を上げる。

 智也は頷いて「どうぞ」と言った。

「pocki'n on編集部の芝原です。

 今回のライヴは危険な事が起こる恐れがあると思うのですが、安全面の対策などはどうなされるのですか?」

「ペコさん!」

 美名達が叫んだ。

『岸さんやボンバーサイドに働き掛けたのは、綾波さんなんです』

 堺は電話で志村に言った。

「綾波君が?」

 志村の叫びに、美名は振り返った。

「剛さん……?がどうしたんですかっ?」

 志村は美名に頷く。

『どうか、プリキーを助けてやって欲しい、と土下座したらしいです……プリキーの復活の為には何としてもライヴを開催したい、でもそれには皆さんの力が必要になるんだって……』

「そうなの……堺さん、知らせてくれてありがとうね。

 最後まで会見を見てから、また連絡するわね……」

 志村は電話を切った。

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