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eyes to me~ 私を見て
第62章 必ず貴方を捕まえる

「いきなり無茶ぶりをされましたけど……俺が、話してもいいんですか?」
祐樹が少し笑うと、ペコ始め女性記者達から溜め息が起こる。
その空気から了承の雰囲気を感じ取った祐樹は、再び口を開いた。
「音楽は、俺にはなくてはならない物です。確かに、俺達が演奏をしゃかりきにやったとして、聞いてくれた人達がお金持ちになったり、テストで百点が取れる、だとか、イケメンになる……とか、そんな風になるような効果はありません。
けれど……俺がそうだったように、辛い時、苦しい時に心を慰めたり、楽しいときにはもっと楽しくなったり……
そんな風に、人の心に魔法をかける事が出来るのが音楽だ、と俺は思います」
とびきりの笑顔のアップが画面に映し出され、志村が黄色い悲鳴を上げた。
「キャア――!祐ちゃん――!素敵よ――っ」
何故か真理は志村に首を絞められてヒイヒィ言っている。
祐樹が少し笑うと、ペコ始め女性記者達から溜め息が起こる。
その空気から了承の雰囲気を感じ取った祐樹は、再び口を開いた。
「音楽は、俺にはなくてはならない物です。確かに、俺達が演奏をしゃかりきにやったとして、聞いてくれた人達がお金持ちになったり、テストで百点が取れる、だとか、イケメンになる……とか、そんな風になるような効果はありません。
けれど……俺がそうだったように、辛い時、苦しい時に心を慰めたり、楽しいときにはもっと楽しくなったり……
そんな風に、人の心に魔法をかける事が出来るのが音楽だ、と俺は思います」
とびきりの笑顔のアップが画面に映し出され、志村が黄色い悲鳴を上げた。
「キャア――!祐ちゃん――!素敵よ――っ」
何故か真理は志村に首を絞められてヒイヒィ言っている。

