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eyes to me~ 私を見て
第62章 必ず貴方を捕まえる
 皆は、草原のど真ん中で、風に吹かれながら女優が真っ白なシーツを干している洗剤のCMをぼんやり眺めていた。すると、不意にギュルギュルと誰かのお腹が鳴る。

 真理が申し訳無さそうに手をあげた。

「真理……緊迫した場面なのに」

 由清は苦々しく言った。

「ええ――っ仕方ないだろそんなの!」

「あら、そう言えば私も朝食まだだったわ!モーニングでも行きましょうか?」

 志村が立ち上がると、美名はキッチンへ小走りに駆けて行き冷蔵庫から食材を出した。

「少し待って下さい……何か作ります」

「あらあ、本当?じゃ、お手伝いするわ!……由清くんに真理くんも来なさい?」

「えっと……お料理よりも二人には掃除機かけて貰ったりお願いしたいかな」

「お――!まかせた!おいっ由清!やるぞ!」

「はいはい……」

 真理と由清は掃除機とコロコロを手に掃除を始めた。

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