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eyes to me~ 私を見て
第63章 片恋の終わり

『one two three fourで合わさる 君と僕の瞳
five six seven eightで始まるよ 君と僕との』
「lovely days~!」
ステージでは、クレッシェンドが本番さながらの全力のリハーサルの真っ最中だった。
祐樹が、ライヴで定番のキラーチューンのサビの部分を客席に振る。
はまじろうの姿の警備隊や応援団が手を振り上げながら歌って応えた。
桃子とマイカも楽しそうに腕を突き出して歌う。
「三広く――ん!」
桃子の声援に応えるかの様に、三広はドラムスティッキを回しながらスネアを叩き、ウィンクした。
「キャアっ――根本君、桃子の方を見てるよ――!」
「えへへ――っそうかな」
頬を染めて照れる桃子を、由清は少し離れた場所から見ていた。真理に不意に後ろから羽交い締めされて目を白黒させる。
「うわっ……なんだよ!」
「よしきい――!一人もん同士――男同士仲良くやっていこうぜ――っ!」
「な、なんだよっ気持ち悪いな!」
騒ぐ二人の方を桃子が振り返り、一瞬由清と目が合うが、桃子の視線はまたステージに注がれる。
five six seven eightで始まるよ 君と僕との』
「lovely days~!」
ステージでは、クレッシェンドが本番さながらの全力のリハーサルの真っ最中だった。
祐樹が、ライヴで定番のキラーチューンのサビの部分を客席に振る。
はまじろうの姿の警備隊や応援団が手を振り上げながら歌って応えた。
桃子とマイカも楽しそうに腕を突き出して歌う。
「三広く――ん!」
桃子の声援に応えるかの様に、三広はドラムスティッキを回しながらスネアを叩き、ウィンクした。
「キャアっ――根本君、桃子の方を見てるよ――!」
「えへへ――っそうかな」
頬を染めて照れる桃子を、由清は少し離れた場所から見ていた。真理に不意に後ろから羽交い締めされて目を白黒させる。
「うわっ……なんだよ!」
「よしきい――!一人もん同士――男同士仲良くやっていこうぜ――っ!」
「な、なんだよっ気持ち悪いな!」
騒ぐ二人の方を桃子が振り返り、一瞬由清と目が合うが、桃子の視線はまたステージに注がれる。

