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eyes to me~ 私を見て
第63章 片恋の終わり

由清はその瞳に吸い込まれそうになりながら、人形と桃子を交互に見た。
「これ……俺なの?」
桃子が小さく頷いた。
「えっとね……御守り……かな?」
「……ありがとう」
「ありがとう、て言いたいのは私の方なの」
桃子が真剣さを滲ませた表情で由清を見ている。
「え?」
「あの合宿の時、アンソニーが居て本当に助かったの……男の人、苦手だったし……でも、アンソニーみたいな綺麗な人は、割りと大丈夫だったから……」
「そう?」
由清は、合宿の時の事を思い出しながら首を傾げる。
(いや……俺が居なくても充分馴染んでた様に見えるけどな……)
「これ……俺なの?」
桃子が小さく頷いた。
「えっとね……御守り……かな?」
「……ありがとう」
「ありがとう、て言いたいのは私の方なの」
桃子が真剣さを滲ませた表情で由清を見ている。
「え?」
「あの合宿の時、アンソニーが居て本当に助かったの……男の人、苦手だったし……でも、アンソニーみたいな綺麗な人は、割りと大丈夫だったから……」
「そう?」
由清は、合宿の時の事を思い出しながら首を傾げる。
(いや……俺が居なくても充分馴染んでた様に見えるけどな……)

