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eyes to me~ 私を見て
第64章 獣と獣の対決
 綾波は小さく頭を下げ、カップを手に取った。

 増本は、綾波の長い指がカップを口元に持って行くのをじっと見ている。

 綾波はふと笑顔になりカップをソーサーに置いた。

「すみませんが、砂糖をいただけますか?」

「ええ……気が利かなくて申し訳ありません……」

 増本は、壁にかかっている電話を取ると砂糖を持ってくる様に指示する。

 その間、綾波は軽く深呼吸した。

 普通の人間相手に話すつもりでいたら通用しない……

 増本も、西野も"普通"ではない。

 増本の、一見穏やかに見える微笑みの中に、一線を越えてしまった者が持つある種の狂気が見える。この間会った時には無かった狂気が。

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